TEACHER 教員紹介
What kind of person?
欧米の文化と歴史
佐藤 園子専任講師
専門: フランス文学
一度体験したウォールクライミングの楽しさが忘れられません・・・
PROFILE
- 出身東京都
- 好きな食べ物牡蠣(自分で剥きます)
- 趣味楽器演奏、演劇鑑賞、散歩
- 座右の銘Que sais-je?(「私は何を知っているのか?」モンテーニュ)
私の研究テーマ
言葉は境界を越える
フランス文学、特にジュール・シュペルヴィエルという20世紀の詩人の作品を中心に研究しています。シュペルヴィエルは南米ウルグアイ出身の作家で、言語・文化・地理においてフランスの外部の視点を持っていました。また、子供や動物を主人公にした幻想的な短編小説や戯曲も書いており、詩の外部に作家としての居場所を持っていたことが彼の詩に独特な幅を持たせています。
このように、境界線上にある言葉や文学的想像力への関心が、私の研究の中心にあります。母語を離れて執筆する作家の文学作品研究や、翻訳を通した文化の往還に関する研究にも興味を持っています。
私は大学生の時にあれこれ文学作品を読む中でシュペルヴィエルの作品に出会い、強く惹かれました。極めて一回的・個別的な表象である文学作品が、普遍性を持って私たち一人ひとりに強く訴えかけるのはなぜでしょうか。どのような言葉の使用が、私たちのテクスト経験を豊かなものにしているのでしょうか。これらの問いを私自身これからも探求していきたいと思っています。
Question

- 私といえばこれ!
- ワインで有名なフランスの街、ボルドーに留学していました
- 私の自慢できること
- けん玉とお手玉が(なぜか)得意です
- 世界が終わる日にしたいこと
- いつも通り、淡々と過ごしたい
専門研究詳細
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本学での担当科目
ヨーロッパの文化・文学(Ⅲ)(Ⅳ)(Ⅶ)(Ⅷ)
フランスの文化・文学(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅳ) -
著書、論文、翻訳書
"Traduire un autre : le silence partagé dans la poésie de Silvia Baron Supervielle" (Silvia Baron Supervielle : le pays de l'écriture, Éditions Kimé, 2025)
「1920年代におけるジュール・シュペルヴィエルの詩学の展開」(日本フランス語フランス文学会『フランス語フランス文学研究』第119号、2021年)
ロラン・バルト『バルザックの「サラジーヌ」について:セミナーのための未刊のノート』(共訳、水声社、2022年) -
専攻ゼミで行っていること
ゼミではフランス語圏を中心に、文学だけでなく文化・社会・芸術について広く学びます。地域についてはフランス語圏(フランス・カリブ海アンティル諸島・アフリカ・カナダのケベック州など)が中心ですが、ヨーロッパの文化・社会・芸術や、日本文化との比較といったことも探究テーマにすることができます。重視することは次の二つ。一つ目は、文献(文学作品や芸術作品を含む)に基づいて思考することです。文献講読とゼミでの討論をとおして文化・文学研究の分析スキルを習得し、その成果として客観性を備えた卒業論文を執筆します。
文化・文学研究は、様々な関連領域(歴史学、社会学、宗教学、哲学、思想など)での学びを統合して行う、まさにリベラル・アーツの醍醐味の詰まった学問です。すぐに役立つことはありませんが、生きることの意味や生き方について考え始める時、人生に寄り添って役立つのが文化や文学。直感を研ぎ澄ませ、好奇心を持って、たくさんの良い作品・文化に触れてください。私も皆さんと一緒に学ぶことを楽しみにしています。


