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【プロジェクト科目】ひと・まち・文学
プロジェクト科目「ひと・まち・文学」では、2025年9月17日(水)に、奈良でフィールドワークをおこないました。
この科目では、テーマとなる土地を実際に探訪し、その地の歴史や文学作品に対する理解をより深いものにすることを目的に、日帰りでフィールドワークを実施しています。
今回は、春日大社萬葉植物園、志賀直哉旧居、新薬師寺を巡りました。
それぞれの訪問先では、事前学習の成果をまとめたパンフレットに基づいて、その場所にまつわるキーワードを受講生自身が解説しました。

萬葉植物園では万葉集に詠まれた草花を実際に確かめながら、四季ごとに受講生が選んだ和歌を鑑賞し、続く志賀直哉旧居では、小説『暗夜行路』を書き上げたとされる書斎や、多くの文人画家たちが集ったサンルームや食堂を見学し、志賀が奈良で過ごした時間に思いを馳せました。最後の新薬師寺では、薬師如来と、その周りを取り囲む個性豊かな十二神将立像をじっくりと見学することができました。


9月半ばにもかかわらず残暑が厳しい一日ではありましたが、奈良で生み出された文化や文学の一端を実見できた貴重な機会となりました。
フィールドワークを経て、後期には学びの成果を発表する報告会をおこないます。
プロジェクト科目については、こちらからご覧いただけます。

