【DO!総文】「ヒンナ・ヒンナ!プロジェクト~アイヌ文化を食から知る~」
以前ご紹介しました、「DO!総文」の一環として始まった、アイヌ文化を食というテーマから学ぶプロジェクト「ヒンナ・ヒンナ!プロジェクト~アイヌ文化を食から知る~」!
先日その活動の一つとして、学生に向けて〈アイヌの食文化についての講義〉、〈アイヌ料理体験会〉を実施いたしました。
5月20日に開催されました〈アイヌの食文化についての講義〉では、「民族」とは、といったお話から始まり、身近に残るアイヌ語やアイヌが大切にしていた山菜などの食材について、またこの次の週に開催しました〈アイヌ料理体験会〉の際に作る料理の作り方など、アイヌと食といったテーマを基に、本学でアイヌ語を教えていただいております瀧口夕実先生に教えていただきました。

5月27日に開催されました〈アイヌ料理体験記〉では、同じく瀧口先生にご指導いただきながら、チェㇷ゚オハウ (サケの汁物)、かぼちゃのラタㇱケㇷ゚ (混ぜ煮)、コンプシト (昆布タレを和えた餅)の3品を作りました。

今回の料理を作るにあたり欠かせないシケレぺ(キハダ実)やプクサ (行者にんにく)といった特別な食材は瀧口先生がご用意していただき、より本格的な料理を味わうことができました!
〈講義〉や〈料理体験会〉を通して、初めてアイヌについて知れて楽しかった!という学生も多く、この企画を立ち上げた際に決めた、「誰でも楽しんでアイヌ文化に学ぶことができる場を作る」という目標をひとまず達成することができ、嬉しく思っています。


今回このような機会をいただきとても貴重な経験をさせていただきました、様々な形でご協力いただきました瀧口先生や、たくさんのアドバイスをいただきました先生方、総合文化学科事務室の皆様、そして今回参加していただきました学生の皆様、本当にありがとうございました!
今回は学生に向けての企画でしたが、10月23,24日に開催されます本学学園祭、「岡田山祭」にて外部の皆様にも体験していただけるような、アイヌの食文化をテーマにした展示や伝統料理に関した出店を予定しております!
参加していただいた皆様の感想をご紹介(一部)
♦アイヌの食生活をたくさん知れて面白かったです。90分じゃ足りなくてもっと色々な食や、住居や狩り、言葉、服装なども知りたいと思いました。今日学んだことを家族や友人にも教えたいなと思いました。(1年生)
♦アイヌが日本で形成された文化と違った点もたくさんある一方で、似ている点があって面白いと感じました。日本のアニミズムのようなものはアイヌの「カムイ」の考え方と似ていると感じ、日本に形成された文化もアイヌの文化もそこにいた土地の人々が大切に紡いできた証だと思いました。どちらも同じように信じてきたものがあり、生活をし、食事をしてきたんだなと料理会と講義を通じて改めて実感をしました。(3年生)
♦今回は北海道でも中々食べることのなかったアイヌ料理を食べることができ、初めて食べる食材の味に驚きました。特に鮭のオハウは味付けが塩メインの中、野菜と鮭の風味でしっかり味がついていてとても美味しかったです。(2年生)
♦普段食べる機会のない料理だったため、最初はどのような味なのか想像がつかなかったのですが、実際に作ってみることでアイヌの食文化を身近に感じることができました。特に自然の食材を生かした調理法が印象的でとても興味深かったです。また、ただ話を聞くだけではなく自分で作って味わうことで理解が深まり、文化 を体験して学ぶ楽しさを感じられました。家でもできる料理だったので知識が新しいうちにもう一度作ろうと思います!(3年生)
♦和人の食べる料理と似ているけど、シケレペのような材料がひとつ加わるだけで一気にアイヌ料理らしくなるところが興味深いと感じた。(3年生)
【本記事は企画メンバーの学生が執筆しました】

