TEACHER 教員紹介

What kind of person?

日本・アジアの文化と歴史

小林隆道准教授

専門: 前近代中国史

Errare humanum est.

PROFILE

  • 出身東京都
  • 好きな食べ物鶏肉と季節の野菜の塩トマト炒め
  • 趣味コントラバス(ウッドベース)演奏の練習
  • ニックネーム大陸の風
  • 座右の銘QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO
研究テーマアイコン

私の研究テーマ

絶学無憂

 中国史を専門としており、10-14世紀の中国(宋・金・元朝)における政治制度、文化や社会について研究しています。

 研究の最初の”てがかり”となったのは「石の文書」です。それは紙の文書の外観(文字書体・官印など)を石碑上に再現しています。そのような石の文書は20世紀前半においても作成され続けました。それらの石碑を現地で探しだし解読していく中で、公文書が単に政治・制度の中のみで運用されたのではなく、思想・宗教・芸術・地域と深く関連して運用されていたことが見えてきました。
 そのため現在の研究対象は広く、鬼神が活躍する怪異を読み解いたり、中国における「書」の役割や文人たちの活動について考えたりしています。近年は特に、政治から意図的に距離をおいて学問や芸術活動に従事した「隠逸(隠者)」の存在に注目しています。
 また、「中国」というまとまりは、昔から現在のような形で存在したわけではなく、歴史的に形成されたものです。それでも、各時代の「中国」は自身の歴史を古代から一貫したものという意識で叙述します。「中国」とは一体何か?この問題について歴史的な視点から考えたいと思っています。

研究業績:
https://researchmap.jp/7000011381
研究インタビュー:
https://wakaomo.kobe-c.ac.jp/post/27.html

Question

私といえばこれ!
珈琲
常に気にかけていること
積徳
これから学んでみたい学問は?
心理歴史学

総合文化学科に興味のある学生の皆様へ

数年前に初めて楽器(ベース)を習い出しました。学ぶのに「遅すぎる」なんてことはないと思います。みなさんも、総文で面白そうなことを見つけて新しいことにチャレンジしてください。